養老温泉 喜代元
泊まってはいない。大多喜から夷隅、小湊鉄道で養老温泉へ来ました。
このローカル線はオススメです。東京から近いけど、うらうらして、菜の花や梅がさいている。11時に着いて、黒い温泉にはいりたい。しかし女ひとり食事をして、お風呂に入る、これがむずかしい。駅のひとが、あちこち電話してくれる。
女の人はねえ、こんな山の中ですからねえ。傷心?自殺?わたしが?
喜代元は和風のおっとりした宿でした。お風呂はすばらしい黒湯。おくさん人柄やさしい。畳の部屋で湯上がりにビール大瓶、しかない。鮎の塩焼き、うなぎ、山芋、山菜、ごはんに味噌汁はなめこと三つ葉、どれもいい匂い。2100円の定食。満足。
泊まっても12000円ぐらい。
森まゆみ
2005年3月15日(火曜日)公開
|