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くまのかたこと - 旅の宿編

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ミュンヘン − プリッツエル 60点

町のまん中、市庁舎から1、2ふん。場所はいいが1階に三越やらハードロックカフェまで入って、なんと前がホ−フブロイハウス、いわずとしれたビヤホール。12時閉店なのに、バイエルン人と観光客が2時3時までおおさわぎ。ねられないので部屋を変えてくれといったが、なにいってんの、ホーフブロイハウスよ。ありがたく思いなさいって感じ。静かな部屋はカテゴリーが違うので、一晩につき34ユーロ高いとか。窓を閉めれば?暑くて眠れない。耳栓かしましょうか。扇風機もあるわよ、ってとりつくしまなし。ちなみに、ヨーロッパのホテルはエアコンのついていないところがおおい。そんなに暑い日はないし。ホーフブロイは森鴎外も行ってる。あそこで騒いでるのは鴎外だと思って我慢して寝る。

次の夜、こうなったら毒をくらはば皿まで、虎穴に入る覚悟、ホーフブロイハウスにいく。あまり女1人で行くところじゃない。ちいさいkleinesビールをたのんだら、なにいってんの、うちはホーフブロイハウスよ。とドーーんと大きいのを持ってきた。500mlが最低の大きさ。鴎外も驚いている。これを27杯呑むヤツがいると。その後、ヒットラーもここで演説。社会労働党の結成の時。からか、いまだにバイエルンは保守的だときく。みてると陽気な酒のみなだけだけどね。

森まゆみ
2004年9月6日(月曜日)公開

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