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くまのかたこと - 旅の宿編

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沢渡温泉 まるほん旅館(1988年頃)

群馬の中之条から吾妻線に沿って、いい湯の宿が多い。檜風呂でならした沢渡が、前回は改築中で泊まれなかったので、春休みに例の朝日新聞の旅行優待サービスで8500円(500円値上がり)で子ども3人連れて、もう一度行ってみた。
間延びするのが目的なので、上野から快速に乗り、高崎で途中下車しながら夕暮れ、沢渡(なんてきれいな名前)につく。

バス通りに面した道に人影もなく、車も通らず、ただ静かに暮れていく。古い建物だけれど隅々まで清掃がゆきとどいて、ぞうきんなども洗いに洗ってピンと干してある。風呂がまたすてきだ。ただし、私のような裸が性に合う野蛮人はいいが、混浴も恥ずかしいという女性は、上の脱衣所から風呂まで裸で降りていく、あの演劇的な階段が耐えられないかも。見せても減るもんじゃないけどね。

森まゆみ
2004年2月1日(日曜日)公開

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