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くまのかたこと - 旅の宿編

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輪島やしき旅館(2003)

昨年、輪島へ行ったがバスの時間を気にしながら朝市を見て古い建物を見るくらいだった。今回行ってみて、この町の広さ、奥深さ、輪島塗りの工人たちの大変な仕事とひたむきさに感銘を受けた。
今年泊まったのはやしき旅館。
うるしの宿というだけに、卓も食器もすばらしい輪島塗り。こじんまりした宿で鍵なんかかける必要もない。とても落ち着く六畳。私は一人で泊まる時は六畳くらいがさびしくないし、仕事が集中できてよい。
食事は食べきれないほど多かった。お造り、冬なので蟹がオスメス一匹ずつついて、おいしかった。いしりの大きな碗に炭で焼いた石を入れてじゅーっというのもおいしかった。
風呂も漆塗りで肌のすべすべする温泉。宿の人はみんな物静かで、あまり干渉もせずたいへん居心地がよかった。

森まゆみ
2003年12月12日(金曜日)公開

関連リンク http://www8.plala.or.jp/wajima/urusinoyado/top/

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