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くまのかたこと - 旅の宿編

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青森・落合温泉 花禅の庄

黒石のこみせを見に行った。小学校のころ、「雪国の暮らし」で習ったのが、この庇を長く出し、柱を立てて、その下を通行できるようにした小見せ、小店とも書く。新潟では雁木と呼ぶ。

黒石は津軽藩弘前の分家の館があった所で、しっとりと落ち着いた町だが、こみせは古くて暗いとしてどんどん近代的なアーケードになり、いまや少ししか残っていない。近くに青荷、温川、温湯、落合と四つの温泉がある。20年前、ひなびた山の湯だった青荷はランプの宿で売り出し、混雑しているとか。今回、落合温泉花禅の庄へ泊まる。スリッパのない畳敷きの立派な宿だった。部屋も一人では勿体ない十畳敷きに次の間がついていた。食事はまあまあだがフォアグラのステーキと郷土料理の汁が出た。だけど、一泊朝食付きで18000円は高いかも。

森まゆみ
2003年12月2日(火曜日)公開

関連リンク http://www2.ocn.ne.jp/~kazensyo/

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