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日々録   2001年9月
No.182  2001年9月22日(土)

 中番で出勤。遅番の宮地が来るまで、本の掃除をする。その中にあった 雑誌『BE-PAL』の連載の文庫シリーズ『シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅』をつまみ読みする。
 
 西表島から郵便配達船でしか渡れない島がある、と聞けばその島でキャンプしようと思い立ち、わざわざ東京から食料を詰めた荷物を島の自分宛に送り、自分の荷物を乗せた郵便配達船にまんまと乗船したり(その結末がまた可笑しい)、沢木耕太郎の『深夜特急』をバイブルとする編集者と話しこむうちに、雪の中でキャンプをしたいから山形まで路線バスを乗り継いで行くと宣言し、神保町の小学館前から巣鴨行のバスに乗る。

 レジでひとり、くッ、くッ、くッ・・・んな、アホな・・・と笑いをこらえつつ、かなりの羨ましさに時を忘れて夢中で読んでしまった。明日棚に出されます。

 小学館文庫『シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅』斉藤政喜/著 300円
 小学館文庫『シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅 2 』斉藤政喜/著 200円(現在5まで出ているらしい・・・恐るべし)

 それにしても今日はなぜこんなに読書出来たかといえば暇だったから。暇というより静まり返っていた。寒気のせいだけではあるまい。店内は世の中から忘れ去られてしまったように寂寞としていた。
 夕方駅の方へ珈琲を買いに出て、訳がわかった。今日は根津神社のお祭。
 今年は陰祭なので根津神社から遠いうちの方の町会からは神輿が出ない。団子坂の交差点を境に町が二色に分かれていた。根津の方をみれば不忍通りの両側には提燈が灯り、遠くからお囃子が聞こえてくる。反対にわが店のある北の方を見れば七時前にして漆黒の闇である。これでは仕方ない、むしろ原因が解ってスッキリした。
 
 雑誌『pen』が届く。実はうちの店が載っているのだ。
 このサイトの管理人守本氏がインタヴューを受け、紹介してくれたのだ。氏からその話は聞いていたがうちの店には取材に来なかったからボツになったんだろうとすっかり忘れていたところ、宮地が行き付けの美容室で『pen』を見せられ、次号の発売日に、初めて知った。
 驚いたことに店の看板の写真が出ているのだ。こちらとしては地図にも載せてもらい只で宣伝出来て大助かりなのだが、四人で相談し一応編集室に電話した。「守本さんからは話しを聞いてたし、雑誌に載るのは嬉しいけれど、勝手に写真撮られてるのは少々気持ち悪い。」と。すると電話した宮地が困り顔になるくらい平謝りにあやまられ、一冊送ってくれることになった。で、うん、良い編集室だ、好感が持てる。と私達は勝手に満足していたのだ。(なんだ、ただで欲しかっただけじゃん。)
 その『pen』9/15号が今日届いた。封を開けて『pen』を取出し、更に封筒を覗き込み宮地は言った。「なんだ、これだけだ。」確かに宮地が封をあける時、私も必要以上に何かに期待していた。
 あぁ、なんとさもしき似た者夫婦よ!
(アオキ)

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