No.281
2008年5月1日(木)
外に出るとあたたかいを通り越して暑いのに、事務所の中は寒くて、パネルヒーターのお世話になっています。
昨日、小学一年生の男の子と話をした。
黒いランドセルも、学校の帽子もやっと馴染んできた感じ。
来ている上着も長袖も、ランドセルに巻きつけて、本人は真赤な顔してノースリーブのシャツ一枚。
保育園の年長組だった3月、一ヶ月前の話をしてくれた。
「先生がね、年長さんはもうすぐ卒園だから、そろそろ部屋の片付けしたいから、パジャマかごをやめようって言って。それで風呂敷を持って来て、その中にお昼寝する時は脱いだ服入れて、お昼寝が終るとまたパジャマしまったんだよ」
彼が風呂敷の話をしはじめたのは、私が飲んでいるペットボトルを小さなちりめんの風呂敷で包んでいたからかもしれない。
鯉のぼりとちまきと矢羽と兜の絵柄の小風呂敷だ。
ペットボトルカバー代わりにボトルの首のところで縛っていた。
最近は風呂敷の包み方も雑誌や新聞にいろいろ紹介されていて、すいか、一升瓶、菓子おりなどなど、一枚の布でどんな形のものでも包むことの出来る風呂敷は見直されている。
レジ袋をもらわずに、エコバッグや風呂敷を使う人も大勢いる。
私もちょっとまねしてみたわけだ。
風呂敷でパジャマを包んでいる時のF君の顔が目に浮かぶようだ。
先生が、風呂敷の包み方をおぼえるためにかごをなくします、と言わなかったことがさすがと思った。
ちょっとしたことで、年長さんは小学校へ行くという自覚を持つ。
そこらへんをくすぐったわけだ。
そして風呂敷を実際に使って包んだり結んだりすることを学んだ。
わが家の子どもはみんな大きくなって、あれこれ出来るのがあたりまえと思っているが、こんな時期もあったのだと、聞いていて新鮮だった。
しばらくはこの1年生のF君に私の眠っている記憶を呼び覚ましてもらうだろう。
今日、5月1日が誕生日で7歳という。
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