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一年生日記  2006年6月
No.227  2006年6月16日(金)

梅雨とはいえ、バケツを引っくり返したような雨に手を焼いています。
谷根千のヤマサキと川原はこんな日はちゃんとゴムの長靴を履いて事務所に来ます。
私は雨が降ろうが何が降ろうが、合羽を着てテルテル坊主よろしく自転車です。

最近、家に転がっていた万華鏡を谷根千に持ってきた。
ちょっとした時にのぞくと、とても癒されます。

ビーズと鈴と貝殻と金の紐が少し入っている万華鏡。
くるくる回すと、赤みが強くなったり、一面ブルーになったり、金が輝いたり。
人生は万華鏡の如しとは、常に新しく変わり、そして常に美しい。
だったらいいな。

この万華鏡の中身を取り替えて、小石や抜けた歯や、虫の死骸を入れてもやっぱり万華鏡は美しいのか。
おそらく正三角形が鏡によってどこまでも続く世界は、虫の死骸であっても、その一部が切り取られ、繰り返されることでデザイン化され、偶然の面白さを作るのではないかと思う。
としてみると、きれいなビーズや金色の破片で作られる虚栄の人生より、この方が現実に近く、魅力的な人生かもしれない。

小学生のころ、よく万華鏡を作った。
動坂下のガラス屋さんで細長く鏡を三枚切ってもらい、黒いラシャ紙で繋ぎ合わせて三角柱を作る。
底にパラフィンを張って折り紙を切り刻んだものを入れた。
できあがった万華鏡はたいしたことはなかったけれど、でもそれなりにきれいだった。

今はカレイドスコープなどと呼ぶらしい。
天体望遠鏡のような立派なものもある。
そんな宇宙の果てみたいなものを見るよりも、私にはこの手元の簡単なファックス用紙の芯棒みたいなのが似合っている。

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