!新谷根千ねっとはコチラ!
一年生日記  2002年8月
No.65  2002年8月27日(火)

この夏のテーマは「海」。
海沿いにある大人の雰囲気のホテルで、優雅な夏の日を過ごすのだ。
こう思っておりました。
八月はじめの金土日。
あゆみは父親と学童のキャンプに参加。
鬼のいぬまの何とやら。
友人と連れ立ってと思っていたが、行かれなくなったという。
一人で出かけるのもためらわれ、高1長女と中2次男に声をかけた。
行ってもいいけどー。
ということで、3人で安房鴨川へ。
いつもは民宿か国民休暇村、簡保の宿あたりに泊まるのに、この日はアンティーク家具に囲まれたホテル。
しかし、高台にあり、海には少し遠い。
坂を下って下って海に出てみるが、思い描いていた海の景色ではなかった。
子供たちも足をピチョッと浸けただけ。
波に打ち寄せられたビンや海草が散らばっている。
日陰もない。
結局、暑いからとその場を離れた。
じゃあ、どこへ行きたいの?
べつに。
シーワールドもフラワーセンターも行きたくはない。
海では泳ぎたくない。
外は暑い。
なかなか、行き場を見つけられない3日間の旅。

でも、一緒に行っただけいいほうなんじゃないの。その年頃にしては。

愚痴をこぼすと、こんな風に慰められた。
ああ、私のオーシャンビュー。
この夏のテーマには程遠い時間を過ごしてしまった。

そして、お盆も過ぎた21日から性懲りもなくまた房総へ。
今度参加を表明したのは、大学1年の長男と小学2年の次女。それに大学4年のいとこ。
今回は、せっかく館山に行くのだからと、谷根千の取材を兼ね、途中下車。
南房パラダイスは、ちょっとどうかしらと思ったけれど、大学生たちは大喜び。
プールもあって小学生も大満足。
平砂浦の広い海を見ながらギターを弾く長男。
浜辺で走り回る小2。
その日の夕食後、ペンションのオーナーについて、海岸で「海ほたる」を採集。
これが今日のメーンイベント。
満月の夜、海の中の不思議なミジンコは、青く怪しい光を放った。
海ほたるの白いバケツが暗闇の中にボッーっと青く浮かび上がる。
感動。
砂浜。水がきれい。浜辺をライトアップしていない。
これが海ほたるの生息条件。

3日目は雨だったけれど、フラワーライン(海沿いの道)をバスで満喫。
仕上げに地場で採れた魚で、寿司。

子供たちが小さいころは、家族そろって行く夏の旅行を計画した。
北海道、三陸、福島、岩井、信州、小谷、伊豆。
沖縄に行ったのは3年位前だったか。
子供たちが大人料金になると旅費もかかる。
部活やバイトでスケジュールがあわない。
行った先での興味も違う。
来年はどうなるんだろう。
いろいろ課題を残しながらも夏は終わる。
波の音と海ほたるとの出会いを残して。




最新

2009年
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2008年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2007年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月

2006年
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2005年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2004年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2003年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2002年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2001年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月

最新 2002年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月 RSS
ページトップへ